CentOS 7 初期環境における YUM ユーティリティの異常対応
新規インストール直後の CentOS 7 サーバ上で yum install -y wget を実行した際に失敗する現象に遭遇することがあります。ネットワーク接続確認(ping 通信可)は問題ないにもかかわらず、wget コマンドが存在しないためネットワーク経由での修正が難航するケースがあります。また、ネット上で推奨される ONBOOT=YES 設定の変更でも解消しない場合があります。
以下に有効な対応策を示します:
- リポジトリ設定のバックアップを取得します:
cd /etc/yum.repos.d/
cp CentOS-Base.repo CentOS-Base.repo.backup
- 信頼性の高いミラーサイト(例:阿里雲)よりリポジトリ定義を取得します:
curl -o /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo http://mirrors.aliyun.com/repo/Centos-7.repo
- キャッシュをクリアしてメタデータを再生成後、パッケージリストを更新します:
yum clean all
yum makecache
yum update -y
これにより、YUM が正常に動作するようになります。
NPS(Net Proxy Server)の概要と構築手順
NPS は Go 言語で開発された軽量な内網トンネルツールです。TCP/UDP フォワーディングを基本とし、HTTP、SOCKS5 プロキシ、P2P 接続などをサポートします。特徴として Snappy 圧縮、TLS 暗号化、ヘッダ編集、流量制限、多重接続支援、Web ベースの中央管理機能を備えています。
公式リリースページ からバイナリを取得してください。
サーバサイドのインストール手順
- Linux (AMD64) 版をダウンロード・展開します:
tar -xvf linux_amd64_server.tar
./nps install
- バージョン確認:
./nps -version
- 設定ファイルの編集(本番環境では
/etc/nps/conf/nps.confを対象とします):
| 設定項目 | 意味 |
|---|---|
http_proxy_port |
HTTP ドメイントンネル用待ち受けポート |
https_proxy_port |
HTTPS ポート(デフォルト 443) |
bridge_port |
クライアント接続用 TCP ポート(デフォルト 8024) |
web_port |
管理画面のポート(デフォルト 8080) |
public_vkey |
クライアントの共有認証キー(空欄時は無効) |
web_username / web_password |
管理画面ログイン情報 |
auth_crypt_key |
Web API 用 AES 暗号化キー(16文字) |
以下は基本的な設定例(一部抜粋):
appname = nps
runmode = pro
http_proxy_ip = 0.0.0.0
http_proxy_port = 80
https_proxy_port = 443
https_just_proxy = true
bridge_type = tcp
bridge_port = 8024
bridge_ip = 0.0.0.0
public_vkey = vkey123456
log_level = 4
web_host = tunnel.example.com
web_username = admin
web_password = securePass!
web_port = 8080
web_ip = 0.0.0.0
web_open_ssl = true
web_cert_file = /etc/ssl/certs/server.crt
web_key_file = /etc/ssl/private/server.key
注意: 起動後にポート占用エラーが出る場合、テンプレートファイルではなく実際の設定ファイル(
/etc/nps/conf/nps.conf)を編集しているか確認してください。また、システムファイアウォールやセキュリティグループで該当ポート(80、443、8024、8080など)が解放されているかも再確認してください。
NPS サービス制御コマンド
./nps start # 起動
./nps stop # 停止
./nps restart # 再起動
./nps reload # 設定再読込
./nps update # アップデート
クライアント接続手順
管理画面より新しいトンネルを追加すると、以下のような接続用パラメータが生成されます:
- 接続先サーバ:192.168.5.168:8024
- 認証キー(vkey):6k64j43s
Windows クライアント側で実行する例:
npc.exe -server=192.168.5.168:8024 -vkey=6k64j43s
起動後、管理画面で接続ステータスを確認し、つまり新しいルート(例:ローカル http://localhost:8080 → 公開 URL)を設定することで、外部からイントラネット内のサービスへアクセス可能になります。