Linuxシステムにおいて、TrueType(.ttf)やOpenType(.otf)形式のフォントをシステム全体で利用可能にするには、適切なディレクトリへファイルを配置し、フォントキャッシュを更新する必要があります。以下は、FedoraまたはCentOS環境でコマンドラインを使用してこれを行う手順です。
フォントの配置とインデックス作成
まずは管理者権限を取得し、システム領域にフォント用のディレクトリを作成します。ここでは例として /usr/local/share/fonts/otf を使用します。
sudo -i
mkdir -p /usr/local/share/fonts/otf
次に、ダウンロード済みのフォントファイルを、先ほど作成したディレクトリへ移動させます。この例では MyCustomFont.otf を対象とします。
cp ~/Downloads/MyCustomFont*.otf /usr/local/share/fonts/otf/
cd /usr/local/share/fonts/otf
X Window Systemがフォントを認識できるよう、インデックスファイルを生成します。ttmkfdir でフォントスケールファイルを作成した後、mkfontdir を実行します。
ttmkfdir
mkfontdir
フォントパスの登録とキャッシュ更新
作成したディレクトリをX Font Serverのパスに追加します。chkfontpath コマンドを使用してパスを登録してください。
chkfontpath -a /usr/local/share/fonts/otf
最後に、Fontconfigのキャッシュを更新して変更を適用します。
fc-cache -fv
インストールの確認
正常にインストールされたかどうかを確認するには、fc-list コマンドを実行します。以下のコマンドでインストールしたフォント名が表示されれば完了です。
fc-list | grep "MyCustom"
/usr/local/share/fonts/otf/MyCustomFont.otf: My Custom Font:style=Regular
依存関係の解決(chkfontpathが見つからない場合)
環境によっては chkfontpath がデフォルトでインストールされていない場合があります。その場合、xfs (X Font Server) パッケージへの依存関係を解消する必要があります。
まず、依存パッケージである xorg-x11-xfs をパッケージマネージャーからインストールします。
yum install xorg-x11-xfs
依存関係が満たされた状態で、chkfontpath のRPMパッケージをダウンロードし、インストールを実行します。
rpm -Uvh chkfontpath-*.rpm