NASはネットワークに接続されたストレージ装置を管理するためのシステムです。FreeNASはFreeBSDをベースにしたオープンソースのNASソフトウェアで、SMB、NFS、FTPなどの共有プロトコルをサポートしています。
FreeNASの公式サイト(https://www.freenas.org/)から最新版をダウンロードし、インストールします。今回は仮想マシンでのインストールを例にしますが、本番環境では物理サーバーを推奨します。
| 推奨構成 | 最小構成 | |
|---|---|---|
| CPU | x86_64 | x86_64 |
| メモリ | 8GB | 1GB |
| ディスク | システムディスク: 20GB以上 データディスク: サイズ任意 |
システムディスク: 8GB以上 データディスク: サイズ任意 |
インストール画面が表示されたら、最初のオプション「インストール/更新」を選択します。メモリ不足の警告が出ますが、今回は無視します。
システムディスクを選択し、インストールを完了します。rootパスワードを設定し、BIOSモードでインストールします。
インストール後、再起動を選択します。初めての起動時には自動的に設定が完了します。
Webコンソールにアクセスします。ログイン画面でrootユーザーとパスワードを入力します。
最初に言語設定を変更します。メニューから「システム」->「一般設定」->「言語」を選択し、日本語を選択します。
次にストレージプールを作成します。メニューから「ストレージ」->「ストレージプール」->「ストレージプールの追加」を選択します。
ストレージプールの名前を入力し、使用するディスクを選択します。ディスクが/mntディレクトリ下にマウントされるのを確認します。
共有サービスの設定を行います。まずユーザーを作成します。メニューから「ユーザー」->「ユーザーの追加」を選択し、ユーザー名「admin」を作成します。
ストレージプールの権限を設定します。ユーザーとグループを「admin」に変更します。
NFSを有効にします。メニューから「共有」->「NFS」->「共有の追加」を選択し、パスを/mnt/poolに設定します。maprootユーザーを「admin」に設定します。
SMBを有効にします。メニューから「共有」->「SMB」->「共有の追加」を選択し、パスを/mnt/poolに設定します。
FTPを有効にします。メニューから「共有」->「FTP」->「FTPサーバーの有効化」を選択し、ローカルユーザーのログインを許可します。
共有サービスのテストを行います。
SMB共有のテスト:
WindowsのRunダイアログに「\\サーバーIP\\共有フォルダ」を入力し、ユーザー「admin」の資格情報でログインします。
NFS共有のテスト:
mount -t nfs 192.168.1.100:/mnt/pool /mnt cd /mnt ls
FTP共有のテスト:
lftp -u admin,password 192.168.1.100 dir