この記事では、麒麟KOSオペレーティングシステムでWi-Fi無線ネットワークカードと有線イーサネットカードを同時に使用する方法について説明します。特定の状況では、ローカルネットワークに接続しつつインターネットにもアクセスしたい場合があります。この際、デフォルトのネットワーク設定がネットワークアクセスの競合を引き起こし、インターネットへの接続が困難になることがあります。以下に、これらのネットワーク接続を同時に利用できるようにするための設定手順を紹介します。
Metric値の理解
Metric値は、複数のルートが利用可能なときにどのルートを優先するかを決定するために使用されます。Metric値が低いほど、ルートの優先度が高くなります。Wi-Fiとイーサネットなどの2つのネットワークインターフェースが接続されている場合、システムはMetric値に基づいてデータパケットを送信するインターフェースを選択します。
- システム情報の確認
pdsyw@pdsyw1024:~/Desktop$ sudo -i
root@pdsyw1024:~# cat /etc/os-release
root@pdsyw1024:~# uname -a
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有線ネットワークに接続
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無線ネットワークに接続
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インターネットのウェブページが開けない
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ルーティング情報を確認
(デフォルトルートにおいて、有線ネットワークのmetric値が無線ネットワークよりも高いことが確認できます。)
root@pdsyw1024:~# ip route show
- 無線ネットワーク名の確認
root@pdsyw1024:~# nmcli connection show
- 無線ネットワークのmetric値を変更
root@pdsyw1024:~# nmcli connection modify PDSYW ipv4.route-metric 100 ipv6.route-metric 100
root@pdsyw1024:~# nmcli connection down PDSYW
root@pdsyw1024:~# nmcli connection up PDSYW
- ルーティング情報を確認
(ルーティング情報において、無線ネットワークのmetric値が有線ネットワークよりも低くなっていることが確認できます。)
root@pdsyw1024:~# ip route show
- インターネットのウェブページが正常に表示されるようになります
上記の手順に従うことで、麒麟KOSオペレーティングシステムでWi-Fi無線ネットワークカードと有線イーサネットカードを同時に使用できるようになります。この設定により、ローカルネットワークリソースにアクセスしながらも、インターネットにスムーズに接続することが可能です。