オブジェクト指向を用いたデジタル回路シミュレータの設計分析
本稿では、デジタル回路シミュレータの設計と実装におけるオブジェクト指向アプローチについて考察します。基本的な論理ゲートから始まり、さらに複雑な組み合わせ回路要素(三態ゲート、デコーダ、データセレクタ、データ分配器など)へと機能を拡張していく過程で直面した設計上の課題、採用した解決策、そしてコード品質に関する分析結果を詳述します。
フェーズ1: 基 ...
8月12日 18:37 投稿
責任連鎖パターンを用いたコードのリファクタリング
責任連鎖パターン
定義
要求送信者と複数の要求処理者を分離するために、各処理者が次の処理者への参照を持つようにして連鎖を形成する。
要求はこの連鎖を伝搬し、適切な処理者が見つかるまで処理され続ける。
利点
オブジェクト間の結合度を低下させる。
新しい処理クラスの追加が容易であり、開閉原則に適合。
処理順序の柔軟な変更が可能。
各オブジェクトは次の参 ...
8月7日 20:32 投稿
技術的負債管理:確率プログラミングプロジェクトのリファクタリングとアーキテクチャ改善戦略
プロジェクトの現状と技術的課題
Probabilistic-Programming-and-Bayesian-Methods-for-Hackers(通称PPBMH)は、ベイズ推論と確率プログラミングの入門プロジェクトとして広く知られている。Pythonを用いた実装を通じて数学的背景を補完する形で、計算プロセスの理解を優先する教育的アプローチを特徴としている。Jupyter Notebook形式のチュートリアルと補助スクリプトか ...
8月5日 21:06 投稿
単一責任の原則による堅牢なソフトウェア設計とリファクタリング手法
単一責任の原則の核心
単一責任の原則(Single Responsibility Principle, SRP)は、SOLID設計原則の基礎をなす概念です。この原則が求めるのは、クラスやモジュールが「変更をきっかけとする理由を一つだけ持つこと」です。もしあるコンポーネントが複数の異なる目的を担っている場合、それらの目的が同時に、または独立して変化することを想定すると、コードの結合度は高 ...
7月24日 04:45 投稿
要件変更時のコード品質:美しいコードの重要性
一行のコメントから始まった思索
急ぎの要件変更依頼が舞い込んだ(私のプロジェクトでは常にそうだが):ダッシュボードの表示に使われていた2つのブランドデータに、3つ目のブランドデータを追加するという単純な要件。ビジネスロジックの変更はないため、2時間あれば簡単に対応できるだろうと考えた。しかし、コアロジック部分を確認した際に、以下のようなコメントが目 ...
7月15日 16:38 投稿
Javaコードにおける一般的な悪習慣と改善策
Javaコードにおける一般的な悪習慣と改善策
Java開発でよく見られる「アンチパターン」をコードスキャンツール(https://github.com/pmd/pmd)から引用し、改善点を共有します。
1 - リソース管理
CloseResource: FileInputStreamなどのリソースは使用後に必ず閉じてください。
FileInputStreamやHttpClientのようなオブジェクトは使用後に適切にクローズする必要があり ...
6月9日 20:42 投稿
JavaScriptの関数カプセル化テクニック:非同期状態遷移の設計改善
良質なJavaScriptコードを記述する上で、関数のカプセル化は非常に重要な概念です。本記事では、非同期に状態が切り替わる信号機の実装例を通じて、関数の結合度を下げ、再利用性を高めるためのリファクタリング手法を解説します。
課題:非同期の状態遷移(信号機)
特定のDOM要素に対して、一定時間ごとにクラス名を変更し、状態を循環させるという要件を考えます。
初 ...
6月8日 20:33 投稿